那珂湊市発行「那珂湊の地名」の記述より

 津神社前から北へ浜道を100mほど入ったところ。
 松林に囲まれて俗称「お起松さま」がある。祭神大物主命、口碑に応永年中(1394〜1427)大和の国三諸山より遷祀したと伝える。
 かつて八幡太郎義家の「冑掛の松」があった(平磯町郷土史)。
 境内に「修繕寄進進人名碑」(大正八年および昭和四七年)の二基、その他「神燈」(安政六年、大内庄十)がある。

 
<管理人のコメント〉
 
私の子供の頃にはこの神社は田んぼの中に浮かぶ小島のような風景でした。
 いまや廻りは埋め立てられ宅地化が進んでいます。
 神社の裏手に釣瓶の付いた井戸があったのですが、現在はコンクリートで蓋がされています。
 一番気掛かりな事は、建物自体の老朽化が進み、崩壊する寸前です。
 以前なら、地元の船主などが修繕寄進をしたのでしょうが現在船主は衰退してその任は重荷になっています。
 早急な対策を施さないと見事な彫刻など二度と見られなくなるかもしれません。

起松神社 俗称 <お起松さま>
創建 応永年中(1394-1428)
祭神 大物主命おおものぬしのみこと/別名大黒様
祭祀 例祭;旧6月14日
神徳 航海・縁結び・病気除
特記 当初は酒列磯前神社の摂社だったと記録され、その所以か津神社と酒列磯前神社の三社で「平磯三社祭」の祭神を担う。